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腎臓が気になる方へ

肝臓と腎臓が元気でなければ長生きできない
あなたは、肝臓と腎臓が体のどのあたりにあり、どんな役割りを果たしているか知っていますか?

「肝腎かなめ」の臓器と言われ、遺伝子をつくったり、エネルギーの貯蔵や解毒作用、血液の浄化など大切な働きをしているにもかかわらず、健康な時には忘れがちな存在。

そのわけは、この二つの臓器のタフでがまん強い性質にあります。
肝臓と腎臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、少しくらい具合が悪くても、胃や心臓のようにキリキリと痛んで不調を訴えたり、ドキドキと動悸を打ってSOSを発するようなことはありません。
過酷な任務にも弱音をはかず、時にはオーバーワークに耐えながら、黙々と与えられた仕事をこなしているのです。

それだけに、長い間負担をかけつづけ、気がつかないうちに大きなダメージを与えていることも多く、自覚症状が出た時には病気がかなり進行し命にかかわることにもなりかねません。

例えば「脂肪肝」の人が、5年以内に心筋梗塞や 糖尿病など死に至る病気を発症する確立は正常な人の約2倍。また腎臓の場合、一度悪くなると治ることはなく、ついには腎機能が停止して、人工透析を受けて一生を過ごすことになります。

だからこそ予防が大切、健やかな肝臓と腎臓の働きなくして 長生きはできないのです。

体内を流れる「水環境」を快適に保つ、勤勉実直なマネージャー。

腰の少し上、肝臓の裏側にあり、左右一つずつ背骨をはさむ形で並んでいる。
形はそら豆状で皮質と髄質からなり、脂肪に富んだ結合組織に囲まれている。
毎分800〜1000mlの血液が送り込まれ浄化される。

人の体重の約60%を占めているのが水。
このうち40%は細胞の中にあり、残りの20%は細胞の外を流れています。
体内の水は細胞内を弱アルカリ性に保ったり、不要な物質を尿として排出したり、汗となって体温を調節するなど重要な 役割りを果たしています。このような水の出入りや流れを管理調整している のが腎臓。
主として以下の3つの仕事を行っています。

体液のコントロール
摂取された水分に応じて尿の量を増減し、体内の水分量が一定に保たれるよう調整しています。
また 体液に含まれるナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル分を調整し、体内を弱アルカリ性に保っています。

血液の浄化
心臓から送られてくる血液の中から、余分な塩分や老廃物、有害物質などをろ過するフィルターとして活躍。 きれいになった血液を全身に戻し、不要なものは尿として体外に排出します。

ホルモンの分泌
血圧をコントロールするホルモン、赤血球の生成を促す造血ホルモン、またカルシウム吸収を促進し、骨を形成・強化するビタミンDを活性化するホルモンなどを分泌してます。

体を健康に保つための「水」をトータルに管理する腎臓は、先にも述べたようにガマン強いのが特徴。
たとえ一部が傷ついても他の部分がカバーして、いよいよ限界というところまで黙々と働きつづけます。

しかし塩分の取り過ぎや、高蛋白・ 高脂肪・高カロリーなど、腎臓に負担を強いる食生活を続けていると、知らない間に大きなダメージを受け機能が衰えていきます。

精巧で繊細な構造をした腎臓は、いったん障害を受けると元に戻りにくく、腎障害→急性腎不全→慢性腎不全→尿毒症というように 進行し、最終的には有毒物質を血液中に流し続けることになり、目や気管支、全身の骨など異常が出て命にかかわることになるのです。

  顔(特に目のまわり)や手足のむくみが続いている。
  むくんだ箇所を指で強く押すと、指の跡がへこんだまま、しばらく元に戻らない。
  腰のあたりが重苦しく、にぶい痛みがある。
  頭痛、肩こり、全身に倦怠感があり、その後1〜2週間たったら 顔やまぶたにむくみができた。
  喉が渇き水分をよく取る割りには、尿の量が少ない。
  逆に水分を多く取っているわけでもないのに、尿の量がいつもより多い。
  貧血になり顔色が悪い。
  尿に血が混じる。
  排尿時に痛みがある。
  尿が出ない、出にくい。
  尿が泡だって、その泡が30秒以上消えない。
  尿に甘い臭いがする。
こんな危険信号が出たら腎臓病かも、すぐに病院で受診しましょう。

腎臓は血液に関わる臓器だけに、つねに血液から大きな影響を受けています。例えば高血圧になると血管壁に 圧力がかかり、血管がだんだん痛んできます。

高血圧による悪影響は全身の血管に現れますが、中でも早期にダメージ を受けるのが腎臓の血管です。他にも血液を通じて腎臓に負担をかけるものとして、血液中に糖がふえる糖尿病や脂肪が多くなる高脂血症などがあります。

偏った食生活や運動不足が原因で起こるこれらの生活習慣病が、腎臓を痛め つけているということは、逆に言えば腎臓を健康に保つ生活を送れば、生活習慣病を予防することにもつながるのです。

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